横浜国立大学 人間教育学部|大学院 環境情報学府
安藤研究室では、社会老年学(ジェロントロジー)、高齢者心理学、人と動物の関係学を中心に研究を行っています。

【レポート】2016年度認知症ケア・老年学研究合同夏季セミナー

「2016年度認知症ケア・老年学研究合同夏季セミナー」が、8月27日(土)・28日(日)の2日間にわたって行われました。


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毎年恒例のこの夏季勉強会。
老年学に関連する大学院研究室が集まり、講義や研究発表がなされます。
(主催:NPO法人 認知症ケア教育機構)
 
今年の参加校は、桜美林大学、東洋大学、日本福祉大学、聖徳大学、浜松医科大学、東京医科歯科大学、そして横浜国大学。
本年は、わたくしども横浜国立大学・安藤研究室が幹事校をつとめ、横浜の地での開催となりました。


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「老年学」というのは、医療、介護、福祉、心理、社会……たくさんの分野が集まって研究しています。
そのため、取り扱う研究内容も非常に多彩です。
参加者による研究発表では、認知症や介護施設、高齢者心理などに関するテーマの発表が7本ほどなされました。
多彩な視点、他校の先生方・院生・修了生等のご意見も飛び交い、大変勉強になると同時に、刺激になりました。


外部から先生をお招きしての講義も。

今年は「研究方法」(駒沢大・荒井浩道先生)、「研究倫理」(東京都健康長寿医療センター・石崎達郎先生)。


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荒井先生の「研究方法」では、ナラティブ・アプローチとテキストマイニングをテーマにお話しいただきました。
「研究のための研究」ではない、「実践にもとづいた科学的根拠(PBE)」としての「ナラティブ・データ(“経験にもとづいた語り”のデータ)」の重要性。
そしてその分析方法として、質的データを構造化し統計的・客観的に分析する手法「テキストマイニング」。当然、機械処理であるテキストマイニングには欠点もあります。それを補うために、従来の質的データの分析手法も用いつつ、よりよい分析内容と考察につなげるという試みでした。


石崎先生の「研究倫理」では、近年ますます厳格さを求められる倫理規定に関してお話しいただきました。
人を対象とした医学系研究で取り上げられる倫理指針、インフォームド・コンセントを中心に、倫理審査委員会での取り上げられ方など近年の流れも合わせての内容でした。また、改正個人情報保護法にも触れられ、データをどのように取得し管理するか、といったことについても触れられました。


いずれの講義も、研究を進めて行くにあたって重要な内容でありつつ、詳しいお話をお伺いする機会が少ないところであったかと思います。
これをきっかけに、それぞれの研究を深めることにつなげていただければ幸いです。


また、27日夜には懇親会もあり、たくさんの方にご出席いただきました!
 
来年は浜松での開催を予定しています。
また皆さまとお会いできますように!


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最後になりましたが、
ご講義くださいました両先生、
研究発表をしてくださいました方々、
コメント、質問等してくださいました方々、
毎年貴重な会の機会をくださいます先生方、および NPO法人 認知症ケア教育機構さま。
そしてご参加くださいました皆さまに、安藤研幹事一同より心より御礼申し上げます。
 
ありがとうございました!!